葛原先生は、冒頭、奈良教区栄える会は、全国のトップ・ランナーですから、それにふさわしい勉強をして、成果を上げていきましょう、と言われました。このお言葉は会員にその自覚をもって学んで実践してほしいという私達への先生の要望であり、真剣な学びの決意を私達に促されたのだと受けとめました。
(1)神の子の中心真理を把握して、繁栄の原理を学びましょう
真に繁栄している人達に共通しているのは、「利他主義」です。常に世のため人のために役に立とうという「与える立場」に立っていることです。それが繁栄につながっているのです。「生きて何をなすべきか」を自らに問い、第一義のものを真剣に求めています。その志が神を味方につけるのです。そしてそれを行じています。知ったことを行じてこそ、信念となりホンモノの信仰となるのです。「知・信・行」です。
「儲」という字は「人」とモノに対して、何を語るかによって生まれるのです。「ありがとうございます」と感謝し、おもてなしの精神で接客したいものです。「あの店はあたたかい」という雰囲気の店に人は引きつけられます。そういう従業員(人材)を育て、買って頂くものに付加価値を付けお客に悦んでもらうこと、それがその企業の徳(社会への還元)なのです。良き種を蒔けば、良き結果が自然とついてきて繁栄します。このような「心の経営」を心掛けましよう。
(2)ドトールコーヒー創業者の鳥羽博道さんの繁栄の根本
鳥羽さんは、税金はきちっと払い、何が起きても家族や従業員が困らない盤石の準備をした上で、100億円を投じて、『憂国サロン』を作りました。残る私財も日本の将来のために使うそうです。
鳥羽さんは、この「憂国サロン」で志を同じくする方々と語らい、国家戦略について論じ合い、そのなかからこの逆境に立つ日本を立て直す優れた指導者を見出し、その方を全力で応援し、日本を救うのだという夢をもっています。鳥羽さんは「これほど効果的なお金の使い方はない」と思っています。鳥羽さんの感謝の心が国にご恩返しするという行為になってあらわれているのです。「高い理想・高い志で生きる」ということ、「人こそ宝」、「経営は人」、ですから良き人材を養成することが大切です。従業員の家族まで面倒をみる経営者に対して従業員は中心帰一し、忠誠心が生まれ、その企業は繁栄するのです。鳥羽さんは「商道とは、仕事を通じて人のために役立つことだ。損得が先ではない、何が正しいかが優先だ」ということを経営の方針としています。
鳥羽さんは、「国を救う覚悟、その裏づけとなるものをはっきり示さないと、何を言っても世間は本気で耳を傾けてはくれない」と考えています。それで、「憂国サロン」を建てることで「ああ、鳥羽は本気だ。命をかけてやろうとしている」とわかってもらえるというのです。鳥羽さんは今、切実に思っていることは「国民がみな等しく幸せに暮らせる社会を作りたい」「世界から尊敬される国に日本をしたい」ことです。鳥羽さんは「どんなことでも、思い続ければ必ず実現する」と言う信念を持っておられます。
鳥羽さんは27歳の時に700万円を騙しとられたそうです。その時、騙した相手を恨んだのですが、このままでは自分はダメになると思い、「騙された人間がそれでダメになったら、この世に正義はなくなる、私は正義のない世の中に生きるのは嫌だ、そのためには騙された私が成功しなければいけない、と心を切り替え、今日という日を精一杯頑張ってきて成功をえたのです。鳥羽さんの体験に見られるように「問題には必ず答えがある、問題に神の摂理・愛が秘められている」ということです。
信仰・信念と経営とは不可分に結びついています。神を愛することは隣人への愛となります。信仰・信念のない企業経営は必ず行き詰まります。
(3)社会に還元・貢献する経営を
愛行を続けていけば、危急の時、守られます。イエローハットの場合でも、街の清掃掃除を黙々と無償で続け、社会に貢献しています。それが目に見えない企業のPRとなり、繁栄の本となっています。繁栄した人たちが、最終ゴールとしてやっていることが「社会貢献」です。それが神から与えられた義務なのです。(私たちにとって人類光明化運動は神から課せられた義務です)その社会貢献が好循環を生み、益々与えられる結果になるのです。
奈良教区の相愛会の会員が、大和郡山駅前の掃除を黙々やっております。この愛行は必ず世間に認められるときがくるでしょう。
その地域特有のモノ、他のまねのできないモノに付加価値をつけクオリティ(質)の高いモノにして販売するという工夫がいると思います。そうすれば、客を引き寄せることになるでしょう。
臼井宥文さんによると、繁栄している人達は「情報、人脈、子弟の教育、健康、安全など、『お金で買えないもの』にこそお金をかける。それが本物のお金持ちなのです」と言っていることは大変示唆的です。
最後に松井八重子顧問の方から、<「日時計日記」をどのようにつけたらよいでしょうか?>という質問がありました。葛原先生は(1)神によって生かされている私たちは、今日頂いた良いことだけを書く。(2)今日からしようと決めたことを書く。それを意識的にやっていこうと誓う。(3)最後に、「ありがとうございます」と感謝の言葉を書く。そうすると、心がクリーンになり、心が鼓舞され、元気がでてきます。(第2回経営勉強会は、3月15日、春日荘で開かれ、参加者は26名でした。)