6月14日、葛原敏雄先生のご指導で、猿沢荘にて開かれ、32名が参加(内、5名が初参加)しました。冒頭、田中久雄会頭が開会の挨拶をされました。その中で、三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)の近江商人には、高島屋、大丸、三越、西武、伊藤忠、トーメン(豊田通商)、ニチメン(双日)、ヤンマー、日清紡、東洋紡、東レ、トヨタ自動車、日本生命、ワコール、西川産業など、たくさんあります。豊臣秀吉は、天正12年(1584年)に大阪城を完成させ、続いて天下統一を果たすと、大阪を経済中心とした経済システムを築き上げていきます。その後、江戸時代にも継承され、大阪は全国の物資の集積地として日本経済の中心として発展していきます。近江商人は全国で活躍しますが、特に大阪で大活躍をしました。また、近江の地では浄土真宗の信仰が盛んであり、大阪においても東西本願寺の御坊の近くにあつまり、商業に従事しました。そして近江商人は、社会貢献の一環として、治水治山、道路改修、寺社や学校教育への寄付を盛んに行い、陰徳善事(いんとくぜんじ)、人に知られないように善行を施しています。いわゆる「徳積み」を行っています。と話されました。
葛原敏雄教化部長先生は、「繁栄の原理」を、谷口雅春先生の『栄える生活365章』をテキストにしてわかりやすく情熱的にお話下さいました。
先生は一人一人のなかに潜在している神の子の無限力をどのように引き出していくか、そしてそれが悦びとなること、それが大テーマですと言われました。
「感謝の念こそ、天地一切のものと和解する最善の魂のひびきであり、既に受けたものに対する最も素直な応答であり、これから将に来らんとして、“実相の世界”に既に準備されている善きものを“現象の世界”に受像するための魂のひびきの同調であるのである。」(テキスト、32-33頁)
感謝の念とプラス思考とによって、神様の波長と合うようになるのです。「ありがとうございます」という言葉の創化力で、実相世界の善きものを現象界に現わし出すのです。「感謝の念を起こすとき、自分の心が浄まるのである。自分の心が浄まるとき、自分の心の波長が、実相世界において既に与えられている無限の供給に波長が合い、それが現象化してあらわれて来るようになるのである。」(テキスト、35頁)
先生は、言葉の響きが大切であると言われました。例えば、「ありがとうございます」という言葉でも、平板でなく高い調べで、明るく、歓喜の思いを伝える調べで発しなくてはならないのです。それには、私たち自身が明るく豊かな人格に造り変えていき、神様の波動に同調するようにしていく必要があります。
「“心の法則”とは、感謝の心を起せば感謝すべき事物が集まって来、荒れた心を起せば荒れた事物が集まって来るという法則である。」(テキスト、37頁) 与える者は与えられ、天地一切に感謝する者は天地一切のものから感謝されるのが法則です。感謝できない相手に感謝すると、その結果が徐々に出てきます。相手も神の子、神は愛ですから、愛に感応するのです。感謝と愛とは表裏一体、そしてまた愛と繁栄は同義語です。相手の身になって考えるとは「現象的には悪い人に見えるが、実相においては良い人だ」と素直な心(直心)で、切なる心(深心)で愛念を抱くことです。それが人の心が本当にわかって愛するということなのです。
「神は豊かなる供給であるから、あなたは、自己が裕かなる実相のみを語って、現象の欠乏を語らないのである。・・そのとき言葉は、“創造(つく)る力”であるから本当に豊かなる供給があなたの運命にあらわれるのである。」(テキスト、49頁)このように、この法則が理解され、それを実践するならば、私たちは「良くなるしかない、ありがたい世界にいる」のです。私たちは、「阿呆」になって、法則を疑わず信じて生きればいいのです。「良いことしか起こらない、神様ありがとうございます」というのが、感謝の心の正体なのです。先生は、こういう感謝の念で生きた人たちの実践例を紹介して下さいました。
最後に、先生は「因縁を消すのではなく、因縁を超える」という生長の家のみ教えを語られました。因縁因果の世界というのは現象の世界のことで、現象は実はあるように見えているだけです。良いことしか起こらないという実相の世界を信じて信仰すれば、飛行機が雲の上をフライトするようなものです。当然のことながら、現象界には現象界の因縁因果の法則が働いています。しかし、私たちは、その法則ではなく、別の法則、神様の実相界の法則を学んで実践したら、「因縁を超える」ことができます。それが「神の子」を本当に生きるということです。