7月12日(日)、奈良ロイヤルホテルで、7月度の経営勉強会が開催され、葛原敏雄教化部長先生より、具体的な成功例のお話をお聞きしました。今後の経営のあり方について貴重な対策を学ぶことができ、大変価値ある勉強をさせて頂いたことに感謝申し上げます。
冒頭、田中会頭より薬の町として知られている大阪市中央区の道修町には、田辺製薬(現在の田辺三菱製薬、1678年創業、田辺屋五兵衛)、小野薬品工業(1717年創業、伏見屋市兵衛)、武田薬品工業(1781年創業、近江屋長兵衛 近江商人)、塩野義製薬(1873年創業、塩野義三郎)、藤沢薬品(現在アステラス製薬、1894年創業、藤沢友吉)などがあります。江戸時代の商人たちは、安永7年(1780年)、道修町に、薬の安全と薬業の繁栄を願うために、「少彦名神社」を創設しました。また、「神農さん」と呼ばれ、地元で親しまれてきました。江戸時代の人々の神農講は、現在でも「薬祖講」という名称で受け継がれており、毎月11月22日から23日の2日間は「神農さん」というお祭りが開催されています。製薬会社では、このほかにも幾つかの講を組織しています。例えば「お湯講」は、最初は田辺家の親族の講から出発したといわれていますが、現在では田辺製薬以外の会社も参加して、毎年一月に20社ほどの有志が大阪天満宮にお参りしています。また、「八幡講」は毎年一月に石清水八幡宮に、「薬祖講」は毎年四月に桜井・大神神社に、それぞれ代表を送って、製薬の安全と繁栄を祈願しています。田辺家が享保年間には道修町で開業していたという家柄ですが、一つの業界がそれ自身の神社を作って200年以上も守ってきたというのは、全国にも類がないようですとご紹介がありました。
葛原敏雄先生は、感謝の重要性について、また以前『光の泉』に掲載された実例から潜在能力の引き出し方・先祖供養による経営危機の克服についてお話下さいました。
<感謝の重要性について>
『続々・甘露の法雨』に「すべての物と事と人に感謝せよ。さらに特に汝の父母に感謝せよ。常に悦びて何か必ず人のためになる事を為せ」と示されています。感謝という言葉を離れて、生長の家はありえません。「ありがとうございます」は普通にいうとほんの僅か2秒です。抑揚をつけてユックリ言いますと10秒です。心を込めてユックリ言いましょう。一日に「ありがとうございます」を丁寧に一万回いう習慣をつけるとよいと葛原敏雄先生から教えて頂きました。是非実行したいものです。
<尾島智行さんの実践>
尾島智行さんは水谷組代表です。「神様のアイデア」で、鉄道保線作業の機械化を実現された方です。従来、鉄道の保線作業は手仕事で行われていましたが、20年ほど前から専用のマシーンが登場しました。レールと枕木をそのままにして、古い砂利を除去しながら同時に新しい砂利を入れ替えられる機械が尾島さんにより開発されたのです。尾島さんは数多くの失敗を経験しましたが、「人間は神の子で無限力がある」「自己限定を取り払え」「背水の陣を布け」という生長の家の教えに勇気を与えられ、自分に出来ないことはないと信じました。そして生長の家の教えを深く学ぶうちに、自分の潜在能力を引き出してくれたのは神様であったと気づきました。その他、様々な機械装置を開発しました。尾島さんは、絶えず問題意識を持って研究しておれば、潜在意識の力で予想も出来ない成果がでてくるものだということがわかりました。今は多くの競合会社の中からJRに採用され新幹線の保線作業を担い、会社も繁栄しています。
尾島さんは「神様の創られた世界は完全円満であり、その世界のみが実在である」と説く善一元の世界に生きる喜びを実感し、仕事は他社から横取りするのではなく、「神様から縦取りするものだ」と疑いなく思えるようになりました。尾島さんは、生長の家東京第一教区栄える会の会頭です。
<安達敏弘さんの実践>
安達敏弘さんは、大手建設会社に就職、由紀子さんと結婚しました。安達さんは「妻たるものは夫の仕事を第一に考え、家庭を守るのが当然と思っていましたから、妻に思いやりのない要求ばかりしていました。」由紀子さんは生長の家の母親教室に参加しておりました。由紀子さんが内緒に聞いていた講話テープ(徳久克己講師の『結婚の幸福』)を安達さんが聞いて、猛反省し、徳久克己講師の著書を、そして『生命の実相』全40巻を読破し、更に生長の家の練成会にも参加するようになりました。やがて外資系の幼児教材販売会社に転職、「人間は神の子、神の生命において自他一体」という教えを仕事で実践し、トップクラスのセールス実績を上げ、マネージャーに昇進しましたが、人間関係に悩むようになりました。その時、千葉県教化部の練成会に参加し、「愛と感謝の心による先祖供養の大切さを学びました。家族が幸せに暮らせるのもご先祖のお蔭だと思うようになりました。職場でも、「自分は正しいことを言っているのになぜわからないんだ」と相手を責めていたことを反省し、愛と感謝の心で相手の良さを自然に引き出せるようにと祈っていると、人間関係も次第に良くなり、部下から慕われるようになっていきました。部下の協力があって、リージョナルマネージャーに昇格しました。その間に安達さんが学んだことは「聞いて、認めて、感謝して、受け取る」ということでした。妻の由紀子さんとも調和出来るようになりました。
<浜田広さんの実践>
浜田広さんは日光計装の社長です。この会社の社是は「誠意・愛念・創造」です。生長の家の教えを経営に生かして、社員は出社扱いで生長の家の練成会や講習会などの行事に参加しています。
浜田さんは午前3時に起床、自宅で神想観、仏壇に向かって聖経読誦、それから社員より2時間も早く6時に出勤します。社員が出るまでの間に、神想観をし、聖経を誦げ、ご先祖に感謝し、得意先や社員の幸せ、現場で事故が起こらないようにと祈ります。その後、自社工場内の機械一つ一つを拝んでまわるのだそうです。
浜田さんのこれまでは必ずしも順調にいったわけではなく、転職・自立して事業者になりますが、経営危機に見舞われ、生長の家の教えを真剣に行じるようになりました。早朝の時間は神想観や先祖供養にあて、人間は神の子であり、必要なものは既に神様から無限に頂いているという実相を観て、感謝する祈りを欠かさず続けました。やがて経営は上向きとなり、繁栄し、生長の家岡山教区栄える会会頭を拝命。地方講師として誌友会に出向することも多いといいます。谷口雅春先生の言われる通り、「行じることによって真理の権威が実現する」「精一杯努力する誠実さ、まごころがあってこそ恩恵も伴ってくる」と言われます。生長の家の教えを実践するようになって、皆元気でいられ、現場で事故・怪我は一度もなく、従業員が気持ちよく働いてくれることが本当にありがたいと浜田さんは感謝しています。
<感想>
以上の例でもよく分かるように、偉大な業績を上げた人は、生長の家の信仰が極めて深いこと、素晴らしい努力を継続して実行されていること、常に感謝の気持ちを忘れず、前向きで明るい人、早起きの人であるという特徴があると思います。神様に守られ、ご先祖に守られ、「神の子無限力」「吾れ神と偕にあり」を常に信じ、今の時間を最大限の活かして最大の成果をあげておられます。私も見習い、葛原敏雄先生はじめ諸先輩のご指導を得て、頑張ってまいります。